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よい歯医者さんの見分け方
歯科医療に従事するようになって
よく “引越しして知らない地にいくのですがよい歯医者さんの見分け方を教えてください”
という質問をよく受けます。
歯医者さんや医療機関はいっぱいあるのですが患者さんの知りたい情報を提供するところがないのが実状です。
役に立つかどうかわかりませんが参考にしてください。
よい歯科医院とは
よい歯科医院というのは、どういう歯医者さんのことをいうのでしょうか？
むずかしいですね。
歯科医院に行く場合、皆さんは、どんな基準で選ばれますか？
誰だって、よい歯医者さんにかかりたいですよね。
それで、いちおう
近所の人たちの口コミや評判を聞いて
行くことになります。
でも、行ってみたら、それほどでもなかったりして、また違う歯医医院に行ったりする。
結局、通いなれた歯科医院が結構自分には、合ってたりして。
つまるところ、よい歯医者というのは、どういう歯医者なのかわかりません。
患者から見て、よい歯医者さんと専門家から見てよい歯医者さんも、また違います。
専門家からすれば医学的技術のよい先生がいいわけですが治療技術の評価は患者さんからは、
わかりにくいとおもいます。
とりあえず、「痛くなくて抜かないで治してくれたらいいや」 ということになります。
我々から見て技術的にすばらしい先生だと思っていても患者さんから見るとただの怖い先生だったりします。
どんな先生も、悪い歯医者になろうと思っている先生はいないとおもいます。
つまるところ、
患者さんとそこの医院または先生やスタッフとの、相性だと思います。
自分と、信頼関係ができる歯科医院が一番よい歯医者では、ないでしょうか？
よくない歯科医院とは
よい歯科医院の定義は、とても難しいのですが。
良くない歯科医院は、ある程度見分けることができます。
私なら、こういう歯科医院には行きません。
以前は、専門的知識がなかったんで、よく行ってましたが．．．．
いくつか、見分け方を書きます。
①ゴールデンタイムにはやってない歯科医院
歯医医院にもゴールデンタイムは、あります。
たとえば、夕方の５時以降、どんな歯科医院も忙しい時間帯です。
いつ行っても待合室は、空っぽ状態。
なんとなく怖いですね、地域の人が避けてるみたいな歯科医院は、やめたほうがいいでしょう。
技術的に問題があるかまたは、何らかの問題が有りそう。
②評判の悪い歯医者
とりあえず、いくつかの歯科医院があって選べる場合は、そこに行ったことのある人から
情報を集めるのが賢明でしょう。
③不潔な歯科医院
まずスリッパがきれいか、入口付近や待合室の清掃が行き届いているかなどを確認します。
診療室に入ったら、診療用ユニットを見てください
バキューム（お口の中に入れられる掃除機みたいなもの）の先についているチップが使い回しであったり
紙コップが残ってるような歯医者は、論外です。
歯を削るドリル類も消毒されているのかチェックしてください。
機具に装着しっぱなしのところは要注意です。
注射器の針や麻酔薬も使いまわしていないかチェックしてください。
最近、院内感染（医院内での感染）の危険が問題となっています。
保険での資金的裏付けがないため十分な対応ができていないのが実状です。
④職員の態度が悪い歯科医院
医療スタッフの患者さんに対する態度は院長なりそこのドクターの患者さんへの考え方が反映されます。
せっかく、お金を払って行く以上気分よく治療が受けられるところがいいですね
おおむね、先生と他のスタッフの間に人間関係が巧く行ってないところは態度がよくありません。
身近な間ですらよい人間関係ができない先生が患者さんとの間で、よい信頼関係が
できるはずがありません。
⑤説明のない歯科医院
病気は、どんな病気もどうしてだめになったのかどういう治療をこれから受けていくのかその後、
どうなるのかどうすれば、予防ができるのか？
しっかりと、理解して治療を受けたいですね。
治療前に十分な説明を受け、納得の上で治療を受けるこれが、インフォームドコンセントの考え方です。
これをしっかりしてくれない歯科医院はお勧めできません。
説明のしっかりできるドクターは面倒見もいいし頼りになる先生が多いです
⑥医学的、技術的に未熟な歯医者
先生の技術を評価することは、極めて難しいです。
かぶせたものがすぐに取れるとか、治療したのにすぐにまた痛くなるとかでだいたいの技術レベルがわかります。
あとは、きちっとしたメインテナンスをしてくれるか。
入れ歯などは、こまめに調整してくれるとかが判断基準でしょう。
また、技術的に優れた歯科衛生士がいるかどうかも判断基準になります。
きちっとした、歯周治療やプラークコントロールをしないまま治療を進めてもすぐに駄目になることが多いです。
また、定期的検診や管理の案内をきちんとしてくれない歯科医院は、論外です。
⑧料金体系が不明瞭ですぐに自由診療を薦める歯科医院
よくこういう話を聞きませんか？
“保険診療では、まともな治療ができません自由診療は、高いけどいい治療ができます。”
保険診療で、きちっとした治療ができない先生が自由診療でいい治療ができるはずがありません。
治療そのものに保険と自由診療の違いはないのです。
ただ保険と自由診療の違いは、使われる材料の違いであったり付加価値の違いだと思います。
ただし、矯正治療や、インプラントなどの治療は保険では、できません。
それ以外で、すぐ自由診療を薦める先生は、儲け主義の先生と考えたほうがいいでしょう。
⑨豪華すぎる待合室、診療室のインテリア、雰囲気
診療室は、ホテルのロビーでもないし、喫茶店でもありません。
医療の場として、不必要な装飾は、衛生上問題がありますし、かえって診療の妨げになります。
自由診療を専門にされており、富裕層の方が治療されるところは別ですが、清潔な印象、
落ち着く感じを与えられるところがいいと思います
⑩待合室の患者さんの雰囲気を見てみて、なんとなく活気がない。
患者さんが、治療に対し満足感があったり、安心感がある場合待合室に反映されます。
ゆったりとしてたり、スタッフと和気あいあいであったりするところがいいと思います。
⑪患者数に対し、スタッフがやたら多く、ドクターが少ない。
歯科衛生士と無資格のスタッフが患者さん側から区別できない歯科医院は要注意です
歯科助手などの資格がない人に、歯石を取らせたり、ブラッシング指導はできません。
やってもらったとしても、いいかげんです。
無資格のアルバイト職員に歯石除去や治療の補助をさせている。
これは、違法行為で、安い賃金で、保険点数をかせぐ不正行為です。
患者にはわからないだろうというユニフォームのマジックです。
歯科医衛生士は専門知識と技術を持って歯石除去や口腔衛生指導ができます。
歯科衛生士の格好をしていても、無資格の人である事があります。
ネームプレートとか、ユニフォームの違いなどで、患者さんからわかりやすくしていない場合は、確認してください。
最後になりましたが
受付での患者さんへの応対がしっかりしている歯科医院はお勧めです。
・常時窓口にだれかいること
・適切に患者さんの要望を聞いてくれて、正確に先生に伝えてくれる。
・電話での受け答えがハッキリしている
など
受付は最初に出会う歯科医院の顔ですからね
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