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歯の喪失と認知症の関係について
                    
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『歯の喪失と認知症の関係について』


本人も気づかないうちに、誰もがかかりえる疾患と言われている歯周病は30歳以上の成人の80%超に発症が見られると言われています。

最近では、歯周病と心臓発作や脳梗塞、糖尿病、早産などと関連性が指摘されるようになりました。

さらに進んだ研究では、歯周病などにより歯が失われることで、認知症のリスクが高まるとの報告もあり、歯周病予防の重要性がますます注目されております。

日本人が加齢とともに歯を失う原因のトップはなんと歯周病です。

また、歯を失うことで、脳にどのような影響が出てくるのでしょうか。ネズミによる実験では、歯を抜いたネズミには、学習・記憶力が著しく低下するという結果が報告されています。

実際に、歯の少ないアルツハイマーの認知症患者の脳をMRIで撮影してみると、大脳の容積や、学習・記憶力を司る脳の海馬付近の神経線維が減少しているとの報告がありました。

口内環境を整える重要性ここで、歯周病について確認しておきましょう。歯周病とは、口腔内の様々な細菌がバランスよく存在しています。

しかし、体力が低下して免疫力が落ちたりすると、そのバランスが崩れて、体に害を及ぼす悪性の細菌が優位に立ってしまいます。

歯周病原生細菌もその1つで、免疫力で排除できなくなると、組織内に深く進入して炎症と組織破壊を繰り返し、歯周病を発症させます。それはやがて全身へと波及していき、昨今言われているような、心臓や脳、糖尿病などへの影響にも表れるようになっていきます。

予防のためには、まず口腔内の環境を整えることです。歯垢(プラーク)や歯並び、噛み合わせなどの影響もあるので、歯の定期健診は怠らないようにしていきましょう。

比較的軽い歯肉炎の段階であれば、歯を失うほど重症の歯周病には至らずに済みます。また、禁煙やストレスも歯周病を進行させてしまう恐れがありますので、節煙やストレス解消を心がけていくことも重要です。

歯がなくなれば、味覚が鈍って生活の質が落ちるだけでなく、認知症のリスクも上がってしまいます。そのためにも歯を失う原因となる歯周病予防に努める必要があります。歯周病予防には生活習慣病をはじめ、全身疾患の予防にもなります。だからこそ、毎年1度の健康診断と一緒に、歯の健康診断も受けることを習慣にしていきましょう

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